ニラニスタ発・蹴球思案処

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Toryval STAGE 韮 崎-日大山形

Toryval STAGE 韮 崎-日大山形

 

結果

2月25日 日 9:00キックオフ うさぎ島1G

韮 崎 3-0(2-0)日大山形

 

複数得点に失点0の試合ができた。日大山形との試合を振り返った時、何ができたのか、良かったところは何だったのかという、良い面での振り返りは大切である。ボールの奪った位置が良かったのか、攻守にわたり人数をかけられたことが良かったのか、普段やっているトレーニングの成果が現れたのか、何かしらの良い点があって得点ができ、また失点をしないことにつながったはずで、その良いイメージはチームで共有するべきである。どのチームもこのような試合をすることができる。ただこのような試合を継続していくことは難しい。難しいけれど不可能なことではない。

今の季節は、一発勝負の時ではない。どんな試合であっても、何度もチャレンジすることができるか、自分の力を出し切れるかである。自分を試す時であり、自分が試される時である。失敗をしても修正ができ、多くのチャレンジが許される時である。どのように自分自身をもっていけるかで、大きく変わることができるし、大きく成長が期待できる。まずは、ブレることのない目標を掲げ、それに向けて努力するプロセスを継続することである。地道な積み重ねの日々が目標達成へとつながる。または地道に積み重ねる日々からしか、目標達成ができない。

おそらく、自分の高校生活、サッカー生活が自分の思い描いた通りに進んでいる選手はいないだろうと思われる。人生もサッカーも自分の思い通りになるほど甘くはない。思い通りにならない時に、どのような自分でいられるかで、近い未来が大きく変わってくる。腐って不平不満が出てくる自分になるのか、「自分はこんなものではない」まだまだやれると思って前向きになれるかでは、言わないでも分かる年代である。上達と成長には楽しんで取り組んだとしても、困難や壁がついて回る。自分をワンランク上へと押し上げてくれる目の前の障害を、自分自身がどのように捉え、どのように咀嚼し、どのような最適解を導き出すのかで、夢や目標の実現に近づくことができる。

春に桜が咲くころには、試合を見て、「あいつ成長したな」と思われる選手を目指してもらいたい。また「こんな面白い選手がいたんだ」と思わせる新しい選手を目にする事ができることを愉しみにしている。

 

 

失敗を認めることこそ、成長のチャンスであり、

悔しさをバネにできる気持ちの強さこそ、

人が成長するための最高の資質である。