ニラニスタ発・蹴球思案処

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2022 1年生大会

2022 1年生大会

 

結果

7月31日 日 11:00キックオフ GF穂坂

韮 崎 1-0(1-0)甲府

 

8月1日 月 11:00*15:30キックオフ 航空G

準々決勝 韮 崎 0-0 PK4-2 甲府

準決勝 韮 崎 0-0 PK2-4 東海甲府

 

8月2日 火 15:00キックオフ 航空G

3位決定戦 韮 崎 0-1(0-1)日大明誠

 

気温が40度に迫る猛暑の3日間で、1年生大会が行われた。暑いと言っても条件は一緒で、暑い中で自分の力を出し切ることができるかが、試される試合となった。自分に克つことができれば、チームの勝利がついてくると言っても間違いではない。

 

スコアを見ればわかるように、4試合で得点1、失点1の何とも言えない内容と結果だった。部員が40人近くいる学年なので、毎試合、違った選手を見ることができた。よく言えば、どの選手が出ても安定した実力があり、それなりの戦力はあった。悪く言うと、誰が出ても同じようなプレーで、個性的な印象に残る選手は乏しかった。心に響く選手はあまりいなかった。

 

日大明誠戦では、後半に5人の選手を入れ替え、全く別のチームになったようなアグレッシブなサッカーを観ることができた。どの試合もそうであったけれど、得点チャンスはたくさんあった。そしてゴール前でのピンチは少なかった。決めるべき時にしっかりと決めないと、勝つことはできない。ピンチも少なかったとはいえ、一瞬の隙をつかれるとやはり勝つことはできない。

 

強いのか弱いのかの判断は難しい。良い弾がたくさんそろっているというよりも、粒そろいの選手がいると言った感じである。強力な個性を持ったプレーで自分を磨くことは絶対に必要で、それに加えチームに良い影響を与えるプレーと姿勢が、選手の違いを生み出すのではないかと思う。苦しくなった時にがんばれる選手、頼ることのできる選手、雰囲気(流れ)を変えることのできる選手など、自分を磨き、成長させるポイントはたくさんある。ライバルとの差とはそういったところなのだろう。

 

韮高としては3年ぶりの1年生大会だった。3年前は久しぶりに優勝をした大会だった。部員が19人の学年で、けが人がいたため、交代選手は2名しかいない状態での優勝だった。その代が最高学年になった昨年は、選手権まであと半歩のところまで近づいた。3年間での成長は実績が示すとおりである。

 

今年の代は、これからの取り組み次第でどのようにも変化し、進化する。チームにとって必要不可欠の選手となるために、日々のトレーニングと生活を徹底的に精度高くしなければならない。自分の行動は、自分が掲げた目標に向かった行動なのか。いい選手になる前にいい人間になること、正直に生きること、愚直な努力を続けること。日々の小さな積み重ねが、やがて大きな結果をもたらす。必ず道は開けると信じて、サッカーに打ち込んで欲しいと思う。