ニラニスタ発・蹴球思案処

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2023インターハイ応援

2023インターハイ応援

 

サッカー観戦の前日に、韮高陸上部でインターハイに出場した入月君の応援に行ってきた。サッカー部は全国出場を果たすことができなかったけれど、男子400mで激戦の南関東大会を勝ち抜き、全国の舞台に立った姿を見ておきたいと思った。

すでに7月より北海道に上陸していたサッカー仲間(先輩)と合流した。女子サッカーの航空、男子サッカー山梨学院を観戦し、毎日サッカーを観てきたサッカー仲間(先輩)は、サッカーよりも陸上の方が知識や情報量を持っているのではないかと思える。僕は全く陸上は分からないので、解説付きで見ることができた。

スタンドに座って思い浮かんだことは、サッカーと陸上の勝負の時間である。サッカーは90分の楽しみがある。試合前、試合後もその試合に詰め込まれた思いをゆっくり考えることができる。試合中にもふっと考えることも可能である。陸上は特に短距離においては、一瞬で勝負が決まってしまう。集中していなければ、置いていかれてしまう。サッカーに比べれば、あっという間の時であり、ちょっともったいないような気がする。

 

入月君は南関東を勝ち抜いてきただけあって午前中の予選を通過した。準決勝24名の中に残った。素人目では決勝にも進んでしまうのではないかと思えた。けれどそんなに甘くはなく、準決勝では予選タイムより早い走りをどの選手もしてタイムを上げてきた。残念ながら力及ばず全国の壁の厚さを知った。

同じ高校に全国の舞台を経験した仲間がいることは、とても心強いことである。学ぶ姿勢さえあれば、全国の雰囲気だったり、モチベーションの持っていき方だったり、普段の生活について学ぶことができる。競技は違えど目指す場所は一緒であり、努力の仕方、積み重ね方をヒントとして与えてもらえるのではないかと思っている。サッカーばかりしていても上達はしないし、韮高のサッカーを具現化できることはない。暑い中、頭を冷やし、自らを問うことで道は開ける。

 

落伍者には勝利はない

勝利者は決して途中であきらめない