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インターハイ3位決定戦 韮 崎-日本航空

インターハイ3位決定戦 韮 崎-日本航空

 

結果

5月18日 日 11:00キックオフ 韮崎中央公園陸上G

韮 崎 1-1(0-1)PK5-4 日本航空

 

先制点を奪われながら、しぶとく追いつき、延長なしのPKとなった。韮高は5人がきっちりと決め、航空は5人目がGKに阻まれ、韮高に勝利が転がった。

僕の中では今大会は3戦連続PKで勝ち上がるという予想をしていた。負けてしまったので、3位決定戦は取り立てて力を入れるほどでもないと思っていて、試合は観ていない。

試合は1人1人、主観的かつ感覚的な見方から、様々な評価が生まれる。それこそがサッカーの持つ特徴であり、素晴らしさである。良い試合をしても勝たなければ意味がないという方がいた。実際そうである。よくやった、よくがんばったというのは、自己満足で十分であり、他人に強要することではない。韮高サッカー部を応援する素晴らしい人がいる一方で、「お前はバカか」と思える人もいる。文句を言い、自分の都合のいいように批判をし、プラスになる発言はない。足を引っ張るような行為は(おそらく当事者はそうは思っていないだろうけれど)、やめて欲しいと思う。自らが(バカみたいに)表に出ることはせず、後ろからこっそりとサポートする姿こそが、韮高の強くなる唯一の道である。高校生が必死でボールを追いかける世界に、一歩も足を踏み込んではいけない。大人の踏み込む領域はない。良識のある行動を求めたい。選手のためを思って・・・が1番危険である。

選手権までのわずかな日数が勝負であることは明白である。全国に勝ち進んだ学院は更に貴重な経験を積むだろう。帝京三、航空と夏の終わりには(毎年そうであるけれど)恐ろしいくらいの力をつける。韮高も負けてはいられない。おそらく指導よりも選手たちのモチベーション、取り組む姿勢と苦しい日々の連続が、納得いく結果をつかむことができるのだろうと思われる。現在の韮高の環境からすれば、この夏に大きく成長する選手が出てきてもおかしくはなく、違いを作り出せる選手、何かやってくれそうな選手が出てきても全く不思議ではない。チャンスは誰にでもある。諦めずにトレーニングを積み重ねることで、必ずその芽は出てくる。夏が勝負である。

 

 

 

良い評価はもちろんだが、

悪い評価も受け入れる。

それは人生においても同じである