ニラニスタ発・蹴球思案処

蹴辞逍遥・晴蹴雨蹴

目にした記事 23-01

目にした記事 23-01

 

山梨日日新聞 23.2.6】

 

久しぶりにグリーンのユニホームを新聞で目にすることができた。加えて勝利の記事である。うれしくないわけはない。欲を言えば、学院を倒しての決勝進出を果たしたかったのだけれど、次の機会を楽しみにしたい。駿台は時間が経って考えれば、やはり経験値が足りなかった。2日連続の緊張感のある闘いは、そう簡単に普通の高校ではできない。連戦を闘えるだけのタフさを持ち合わせていなかったように思える。

新人戦決勝の対戦相手は、帝京三である。近い過去の選手権予選で0-2で完敗した。帝三の新チームも昨年と同様に強い。1年生の時のルーキーリーグでは、韮高より上位リーグで、手応えのある結果を残している。そこから今日までの日々で、どのようにお互い成長しているかが、今度の試合で分かる。チーム内、選手1人1人の成長する(できる)環境がどのようなものであるかが、ある意味見て取れる。2年前のインターハイ予選の決勝で敗れ、昨年の選手権予選で敗れ、3連敗はないと思っている。

どのように試合に臨むかはわからない。ここで負けたら高校サッカー生活が終わってしまうと思うようなモチベーションで挑むのか、先輩たちが流した涙の仇を討つ悲壮感で挑むのか、リラックスしたプレッシャーのない状態で闘うのか。選手本人しか分からない。気持ちがプレーに現れるような試合を期待している。自分の中に秘めるサッカーに対する熱いものが、プレーに大きく左右するのではないかと思う。