ニラニスタ発・蹴球思案処

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新人戦組合せ

新人戦組合せ

新人戦がいよいよ始まる。昨年はコロナの影響で中止となってしまった。現在の世の中を見ると、あのコロナの騒ぎは何だったのかと思わざるを得ない。多くの貴重な時間が無駄に費やされた。今年は違う。

韮高はもちろん優勝を狙う。山梨県1発目のタイトルを獲り、良いスタートを切りたい。試合でのパフォーマンスで、「今日は調子が悪い」とか「本調子ではない」というけれど、残念ながらそれが実力である。実力を出し切れない実力しかないだけであり、それ以上もそれ以下もない。

試合に臨むにあたり、ミーティングなどで作戦、戦略、戦術の話がでる。相手が格上、格下によって闘い方を変えるのか、自らのサッカーを貫くのかは分からない。試合中、プレーをしながら考えることは、自分たちが有利な状況をどうしたら作り出せるか、チームが勝ちやすい状況をどうやったら作り出すのかは、格上でも格下でも変わらない。相手がいるスポーツなので、その時の状況によって臨機応変に判断し、より良いプレーを選択することが求められる。それを繰り返すことが、最終的には勝利につながっていく。ボールを持っていない選手は、その思考に沿って、ボール保持者の選択肢を増やす動きをしなければならない。ゴールを意識したプレーを続ければ、良い結果につながる。

僕個人としては闘う姿が見たい。アルゼンチンのような球際での激しいプレーや、マッチアップでの絶対に負けないという強い気持ちが出るプレーが見られたらうれしい。プレーには人間性も現れるけれど、気持ちも現れる。技術が少しばかり劣っていても、それをカバーできるだけの闘志があれば山梨県のトップを獲ることは難しいことではない。まずは自分の持っている力を、全て出し切れる選手になることである。常に全力を出し尽くすことは、ピッチに立った者の使命である。