ニラニスタ発・蹴球思案処

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プーマカップ 第1節・2節

プーマカップ 第1節・2節

 

結果

1月14日 土 12:00キックオフ 裾野D

韮 崎 1-0(1-0)東 邦

 

1月15日 日 9:00キックオフ うさぎ島3

韮 崎 0-2(0-1)中京大付属中京

 

プーマカップが正常に始まった。今のこの時期、やる気のない選手、モチベーションが低い選手は間違ってもいないと思われる。そのような気持ちを少しでも抱いている選手は、敗者である前に廃者である。他の選手のマイナスの影響しか与えない。

怪我も致命的である。3月までの季節は、1年の中でも1番陽が当たらない季節であり、脚光を浴びることのない時期である。その間に、どれだけ自分を追い込むことができるか、地味に努力することができるかが、様々な大会が始まり世間が注目する頃に、この時期に蓄えた力が芽生える。例年の法則でいくと、この時期に怪我人が多いチームは、はっきり言って期待できない。また大事な試合で力が発揮できない選手が多い。もちろんそれは当たり前のことである。

 

試合は結果しか分からないので、なんとも言い難い。複数失点が気になる所ではあるけれど、点を入れれば勝てるし、入れられれば負ける。トレーニングマッチで多くの選手を起用して、その選手を試したり、このような試合で試したりする中で、監督が起用してくれた期待にどのように応えるのか、チームに貢献できるのかは、試合になってからがんばるのでは遅い。もちろん日々のトレーニングや生活の姿でピッチに立つ資格(権利)を得たのだと思う。けれど、それだけではスタメンを維持することは難しく、必要とされる選手になるには、今の自分よりもう1歩進化しなければならない。起用されたチャンスをどのような形で目に見える結果を出すかは、自分自身の強い気持ちがパワーになる。常に真剣勝負で挑んだ選手が納得いく結果をつかむことができる。壁を乗り越えた選手、突き抜けた選手が春、夏、秋に向けて成長する選手といえる。

 

まだ誰もスタメンを確約された選手はいない。未来を考えるのではなく、未来から考えれば、今何が足りていないか、今何をしなければならないかが分かる。ワールドカップ、選手権と大きなビックイベントから、大きな刺激をもらったはずである。どのように自分の力にしていくかは、自分自身に懸かっている。自分を信じて、もっともっと全力でやらなければ全国には到達できない。やるかやらないかどちらかではなく、やるだけである。