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目にした記事22-04 チーム紹介

目にした記事22-04 チーム紹介

 

【山梨日々新聞 22.10.9 記事】

 

久しぶりに韮高の記事を目にすることができた。いよいよ101回目の選手権が始まる。次の大会が始まるというのに、(良いか悪いかは別として)昨年の決勝がつい先日のようにリアルに蘇る。長い年月、韮高は選手権から遠ざかっている。記事にも書かれている通り、韮高が最後に県代表になったのは2008年、14年前のはるか昔の話である。

韮高の選手権出場最後の翌年、2009年には、山梨学院が初出場、初優勝を成し遂げた。それ以来、山梨学院は8回の県代表となり、2年前には2回目の選手権優勝を達成した。1年生の頃に全国制覇を経験した学年が、今年の最高学年となる。その他の内訳は、帝京三日本航空が2回ずつ、日大明誠が1回の代表になっている。

毎年のことながら、そろそろ韮高の番になってもいいんじゃないかと思い続け、長い長い月日が経っている。近年の僕もさすがに毎年でなくていいから、3年に1回くらい出場してほしいなと欲を出さなくなった。

今年のチームは、記事によると「攻撃多彩」ということなので、文字通り100%受け止め、全国の道を切り開いて欲しいと願っている。

点を獲れば勝つことができるし、点を獲られれば負ける。一発勝負のトーナメントにおいては、ましてや選手権大会の試合であるなら、何が起きてもおかしくはなく、何かが起こる。昨年の決勝の延長の記憶を思い起こせば、言わなくても分かるはずである。そして前評判や下馬評は当てにならない。サッカーにおいては、試合をやってみないと分からない。強いチームが必ずしも勝つわけではないのがサッカーであり、高校の選手権においては普通の事象である。

韮崎高校創立100年の節目である。いつもの年とは韮高にとっては訳が違う。絶対に何かが起こる。何かが起こるとは、韮高が県代表となり選手権に出場するということではないかと思っている。