結果
９月３日 土 １３：００キックオフ うさぎ島Ｇ
韮 崎 ０－０（０－０）水戸商
最終節の水戸商戦を０－０のスコアレスで終えた。
全日程を終了し、最終順位は８位となった。来シーズンは最下位Ｃリーグへの降格が決定した。来年度の入部する新１年生には試合数の少ないＣリーグからのスタートで、かなり可哀想である。
2022年度 Bリーグ試合結果 | 関東Rookie LeagueU-16 ルーキーリーグ公式HP (rookie-kanto.com)
韮高は、２勝２分５敗（得点１０ 失点１４）という現時点での実力相応の結果となった。
同じリーグにライバルの山梨学院がいた。選手権で２度目の全国制覇を成し遂げた時の学院を、リアルタイムで心に刻んだ世代である。全国各地から集まった選手は、リーグ戦全勝（得点４５ 失点８）で文句なしのＡリーグへの昇格となった。得点、失点共にリーグ最多、リーグ最少という見事な記録である。
７月の武田の里Ｕ-16の大会で、学院の試合を何試合か観させてもらった。強さが前面に出た迫力のある試合で、藤枝明誠戦はＵ-16とは思えないほどのレベルの高い内容だった。勢いがあり、力強さがあり、すごいものを見てしまったという感じだった。その大会で韮崎Ｕ-17に負けたのだけれど、４月からの試合で始めて負けたとのことだった。涙を流している選手もいて、１試合１試合に懸ける選手たちの気持ちが伝わってきた。
現時点での韮高と学院の差は、はっきり言ってとてつもなく大きい。結果は結果で仕方がなく、しっかりとその結果を受け止めなければならない。
開き直って、だが、しかし、そうは言っても、１年生の現時点での実力である。これからの２年間でどのようにその差を埋めるか、逆転するかは、１年生の選手たちのサッカーの取り組み方に懸かっている。学院の選手がそのまま伸びないかもしれないし、韮高の選手が驚くほどの急成長をするかもしれない。そんなことは誰も分からない。
哲学的に思案するならば、「サッカーが自己であり、自己がサッカーであると感じて、その自己というものの考え方が、ごく狭い小さな自己を意味している時」がＵ-16の現時点である。２年後、Ｕ-18までには、「自己は狭い自己を超越した自己であるということを考えるようになる時」である。
内面的成長は、フィジカル、テクニック、サッカー全般のスキル習得に大きく影響する。逆に、真剣に本気でサッカーをすることは、内的自己の修練の場、成長の場であるともいえる。
選手１人１人が、大きな可能性と未知のポテンシャルを持ち合わせている。まだ始まったばかりである。下を向く必要はない。
己の不足を知り
己の足る所を知り
己の欲する所を知り
己の欲せざる所を知り
己の益あることを知り
己の益なきことを知り
己の長短大小優劣軽重を知ることを得ば
恐らく人が己を知るも、知らなくとも
喜びもせねば、また悲しみの種ともならぬ
