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第9節ユースリーグ 韮 崎-笛 吹

第9節ユースリーグ 韮 崎-笛 吹

 

結果

9月10日 土 15:00キックオフ 帝京三

韮 崎 1-2(0-2)笛 吹

 

選手権予選を控え、またも精神的に応える敗戦を喫した。悪くはないが良くもない、突き抜けられないでいる、しっくりとしないチーム状況に映った。

試合立ち上がりにOGで0-1。前半は笛吹のペースで試合が進んだ。笛吹の選手たちの動きが良く、中心選手が攻守にわたり素晴らしいパフォーマンスだったので、韮高は苦しい時間が長かった。

韮高はチャンスはあったものの、シュートが悲しいくらい枠に飛ばないので、点は永遠に入ることはなかった。笛吹はボール保持者に対してのサポートが抜群で、守備時においても、選手同士の距離感が良かった。どちらもしっかりとした守備ブロックを作っていたけれど、その崩しは笛吹が上だった。韮高は組織的に崩すことができず、個人の推進力でしか打開できなかった。韮高はパスを出す場所(選手)がかなり限られていて、パスコースを確保するのは大変だろうなと思った。ボールを受ける動きでは、笛吹の選手の方が韮高と比べ物にならないほど良い動きだった。そんなことを思っていたら、前半終盤でボールを効果的に回されて、最後はフリーの選手がミドルを決めて0-2となってしまった。やられるべくしてやられたゴールだった。

スタートから選手を入れ替えた後半は、開始直後のCKでなんとか1点を返した。交代選手とポジションチェンジの効果があり、前半に比べて韮高の動きが良くなった。ボールの奪いところが高い位置となり、交代選手によって韮高に流れを引き寄せた。ゴール前までは何とかなっているとはいえ、ゴールは遠く、入る気がしなかった。選手権に向けての攻撃オプションは見ることができた。

全体的に一生懸命にやっていることはやっているのだけれど、自分の意図したプレー、チームとして意図したプレーというものが、観ていて伝わってこない。選手権に向けて試行錯誤しているのか、結果も結果ながら、なんかモヤモヤ感が残る試合だった。