ニラニスタ発・蹴球思案処

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ルーキーリーグ 韮 崎-武 南

ルーキーリーグ 韮崎-武南

 

結果

5月14日 土 11:00キックオフ GF穂坂

韮 崎 1-2(0-1)武 南

 

新入部員の1発目の試合が行われた。コロナの影響で4月開催が延期となったため、ルーキーリーグ初戦となった。高校生活がスタートして間もない。チームの仲間のこともよく分からない状況である。選抜チームのような雰囲気の中で、少しずつチームとしての体裁を整え、自分の良さを引き出し、仲間の良さを引き出していくことが大切である。

 

試合は負けてしまった。失点は残念過ぎる時間帯だった。前半終了のラストプレーで失点。キックオフしてすぐに前半終了のホイッスルが吹かれた。後半にセットプレーから同点に追いつくも、飲水タイム直前にセットプレーから追加点を奪われた。

大きな印象としては、武南の選手が巧かったことである。特に中盤の選手は柔らかいボールタッチ、力強いドリブル、存在感のあるプレーが際立った。視野は広く、周りを活かすプレーと激しいプレス(?)でもボールを失わない強さもあった。武南はボールを良よく動かした。左右前後、幅のあるパスまわしだったので、韮高の選手はかなり疲れたのではないかと思われる。

韮高は武南の攻撃に対して、中盤でボールを奪うことは少なかったものの、最終ラインが持ちこたえた。DFラインが大きく乱されることはなく、しっかりとボールを跳ね返し、決定機を作らせることはなかった。次につながる試合だったといえる。

 

まずは自分が「井の中の蛙」であることを認識すべきである。経験値の少ないことは全然恥ずかしいことではなく、むしろ当たり前のことである。現状を冷静に把握し、環境に順応していくことが求められる。今までやってきたことが全く通用しないかもしれないし、それを否定されるかもしれない。それ自体はとくに驚くことでもない。これからも生きていく上でそんなことはついて回るものであるからだ。自分の心持1つで、見方が変わる。見方が変われば行動も変わる。高校3年間という限られた時間の中で、どうなりたいのか。1つ言えることは「今日がんばれない選手に、明日はない」ということである。厳しい環境に身を置き、日々、勝負して欲しい。