ニラニスタ発・蹴球思案処

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ルーキーリーグ 韮 崎-清水桜ケ丘

ルーキーリーグ 韮 崎-清水桜ケ丘

 

結果

8月5日 金 10:00キックオフ GF穂坂

韮 崎 2-1(1-1)清水桜ケ丘

 

ルーキー、武田の里、1年生大会、ルーキーと1年生の試合日程が続く。良い勝負ができていても、結果として勝利を得ることができない試合が続いている。自分自身の問題なのか、チームの問題なのか、メンタル的なものなのか、ちょっとしたことなのか、ただ試合をやるだけではなく、しっかりと反省と復習の試行錯誤が大切である。

そのような中、久しぶりに勝利することができた清水桜ケ丘戦だった。勝利の後も勝ちっぱなしではなく、何が良かったか、なぜ勝てたのかを考えることも大切である。勝ったから良かったで締めくくってしまうのが一番危険である。

 

試合は、立ち上がりの時間帯が落ち着き、どちらもペースをつかまないまま、そろそろ飲水タイムが近い頃に、韮高が先制した。CKの攻撃を防ぎ、そのまま流れるようなカウンターが発動され、あっという間に相手ゴール前になり、GKを見た落ちついたシュートが決まった。少ないチャンスをしっかりと決めることが出来た事が良かったことだった。

前半も終わろうとする頃に、失点した。どちらかというと不運な失点とも言えなくもないけれど、やはり失点は失点で、やられる時間帯を考えると、クローズの仕方は大きな課題である。失点するのは仕方がないとしても、「初めと終わりの時間帯だけはやられないようにしよう」といった課題を持って試合に挑めないものかと思ってしまう。

後半は18分にCKのこぼれ球を押し込んで2-1と突き放した。清水桜ケ丘もたくさんのセットプレーがあった中で、どちらがものにしてもおかしくはない展開だっただけに、2点目を獲れたことは大きかった。

その後は8人の選手が次々と入れ替わり、2-1で試合をクローズすることができた。暑さの中の総力戦であった。交代する選手も先発メンバーと何ら劣ることもなく、よい動きをする選手もたくさんいた。層が厚いと締めくくることは簡単であるけれど、もっとずば抜けた頭角を現さないと、ただの選手となり、埋もれてしまう危険がある。

多くの横並びの選手がたくさんいる中で、どうやって生き残るのか、自分の色を出していくのかを考えるのは、サッカー選手として当たり前のことである。工夫し、創造し、違いを作り出していくことが、自分の成長につながりチームに貢献できる選手となる。

まずは、日々の練習で全力を出し切ることから始まる。技術や体力や頭脳を中途半端に出すだけでは、少しも上達しない。自分の持っているすべてを100%出す日々を積み重ねることである。全力を出し切るということは、口で言うのは容易い。暑い中でのトレーニングで、行動で示すことができるかで、自分の評価は変わってくる。大切な試合で活躍できる選手、重要な局面でしっかりと仕事ができる選手になるためには、日常レベルで全力が出せる選手になっていることである。