ニラニスタ発・蹴球思案処

蹴辞逍遥・晴蹴雨蹴

ユースリーグ 4部・5部

ユースリーグ 4部・5部

 

結果

4部リーグ

7月17日 土 9:00キックオフ 韮崎工G

韮 崎B 11-0 甲府

 

5部リーグ

7月17日 土 16:45キックオフ 山梨学院和戸G

韮 崎C 25-0 甲斐清和

 

トップチームのモヤモヤ感が吹き飛ぶ、相手を圧倒するスコアだった。2桁スコアはやろうと思ってもなかなかできないものである。気持ちはもちろん、技術と戦術が伴っていなければ、10点を獲ることはそう簡単にできるものではない。Cチームの25得点は、驚異的なスコアである。

B、Cチームで活躍した選手が、すぐにでもトップチームに上がってくることを期待する。韮高は県総体、インターハイで負けている。そのメンバーで選手権で勝つには限界がある。やはり選手の入れ替えは、チームを活性化するだけではなく、チームを強くする。慢心と油断がなくなり、常に緊張感のあるチームの雰囲気を作り出す。

スタメンとサブだけでは勝つことはできない。チーム全体の底上げがあってこそ、強いチームとなる。一生懸命にプレーする選手、手を抜かず努力する選手、最後まで諦めないでプレーをする選手が、評価されないチームは、正常に機能していない組織である。

サッカーの世界では競争原理が効率的に働いた方が、より良いチームとなり、よい結果をもたらす。B、Cチームに甘んじている選手は、各ポジションで「結果を出し続ける」ことである。見ている人は分かるというのではなく、誰が見ても分かる動き(勝利への貢献)をすることによって、トップで活躍できる選手となる。間違ってはいけないことは、トップチームに入ることではなく、試合に出て活躍することである。

夏休みに入りそこで成長し、秋からの選手権に新しい選手を目にする事を期待する。1年生、2年生の急激な成長は驚くべきことではない。がむしゃらにがんばることは、危険である。努力やがんばりは正しい方角へ向かってこそ意味がある。走りやボールコントロール、ドリブルも正しい方向へ向かってこそ意味があるので、努力やがんばりもその質が求められる。

4部、5部リーグ共に大勝した。これで満足している選手は、おそらくいないはずである。負けた試合での反省は誰でもできる。その一方で勝った試合の中に問題点、課題点を見つけるのはとても難しい。もっと良いプレーができると思えば、修正点はたくさん出てくるような気がする。貪欲にサッカーを突き詰めて欲しい。