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2021ユースリーグを振り返る

2021ユースリーグを振り返る

 

2021山梨県ユースリーグの全日程が終了した。韮高は監督が代わり、今年から2チーム出場することになった。5部リーグからのスタートとなった韮崎Bは、日大明誠Cに1-2で敗れ、最終順位は2位だった。それでもトップチームに比べれば、しっかりと結果を残した。総得点は69、失点は3だった。1試合で最高の28得点を記録した試合もあった。来年につなげた結果だった。

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トップチームの最終順位は、5位という情けない結果となった。毎年ながらの4~6位の定位置を脱出できるかと思っていたら、定位置維持だった。選手権決勝まで勝ち進んだチームだけあって、得点は近年の韮高最高得点の31得点だった。2014年に52得点を記録しているので、来年度はそれを上回りたい。攻撃はまずまずであった。得点ができなかった試合は4試合。その内、0-0が2試合なので、攻撃力、得点力は確かにあった。その一方で、守備が26失点とだらしがなかった。最後まで守備に関しては修正できなかった。今シーズンの韮高の負けは、0-1という惜敗がない。負けた試合は2点以上取られての敗戦なので、堅守には程遠い距離にいた。2016年に選手権決勝へ進んだ年代が最小失点の、17だったので、攻守のバランスがこれからの課題である。複数失点の試合をどれだけなく少なくすることができるか、クリーンシートの試合がどれだけできるかが、強いチームの判断基準となる。また2連敗を喫した高校は、帝京三甲府商だった。1つ1つを見れば小さな敗戦かも知れない。けれどその小さな敗戦が、大切な試合で取り返しのつかない惨事を招く。

 

終戦を待たず、圧倒的強さだったのはVF甲府だった。勝ち点、得点、失点ともに2位に10以上の差をつけての優勝だった。そのVF甲府はプリンス入れ替え戦鹿島学園(選手権茨城代表)に敗れた。プリンス2部でのスターとなるので、学院、VF甲府が県リーグにいない。韮高はまずはリーグ優勝を目標に掲げ、その積み重ねが1発勝負のトーナメントに活かされてくることを認識しなければならない。1試合1試合全力を尽くすことのできる選手が、しっかりとした結果を掴むことができる。試合で全力を尽くせる選手は、トレーニングを全力で出来る選手である。強くなるためにやらなければならないことや、大きな課題はたくさんある。それにも増して韮高の可能性と希望は大きい。