ニラニスタ発・蹴球思案処

蹴辞逍遥・晴蹴雨蹴

ユースリーグ第3節 韮 崎-甲府商

ユースリーグ第3節 韮 崎-甲府

 

結果

7月23日 土 15:00キックオフ GF穂坂

韮 崎 2-2(2-1)甲府

 

4月に行われる予定だった延期された試合が行われた。ユースリーグ初観戦となった試合は、はっきり言って、救いようのない試合だった。試合後に時間をおいて考えても、やはり結論は一緒で、どうしようもない、だらしない試合だった。

立ち上がりから韮高優位の試合が続き、前半で2点を先制し、さらに追加点が期待できる内容だった。前半終了間際まで甲府商のシュートは0だった。安定した韮高DFだと思っていたら、前半終了前になんでもない中央突破を許し、失点。そこからドタバタしてラストプレーでシュートを打たれ前半が終了した。

後半はファーストシュートが失点となり、2-2となった。何でもない中央からのシュートはだらけた韮高の選手のようにゴールにゆっくりと転がっていった。それからは予想を覆すプレーは見ることができない予想通りの展開となった。後半の後半は、甲府商に流れが変わり、失点にはならないとはいえ傾げた首が戻らないほど、みっともない試合をしてしまった。

インターハイ予選の準々決勝駿台甲府戦の苦い体験を自らに刻み込んでさえいれば、こんなことにはならなかったはずである。この時期としてはやってはいけない試合であり、秋の選手権予選、全国出場の目標は黄色のシグナルではなく、赤の点滅になりつつある。

試合中、特に後半、一番元気だったのは甲府商のベンチで、1人気を吐いて自分の選手のみならず、韮高の選手のプレーにまで影響を与えた。あのくらいの声で、イージーなミスを連発し、委縮してしまうようでは、小学生と一緒である。雑なプレー、精度の悪いキックは、どうせ暑さのせいにしてしまうだろう。暑さの中でがんばれない選手は、これからもがんばれないことを証明している。

暑いのは自分だけなのだろうか?それとも試合をしている選手はみんな暑いのだろうか。自分だけが苦しい思いをしているのだろうか。被害妄想的な言い訳が口から出るようならば、精神的レベルの低さを丸出しにしてしまっていて、恥ずかしい。

全国インターハイは日中に試合をしている。暑さの中でプレーすることは同じであり、条件は同じである。プレーの精度と勝利への執着心は韮高よりはるかに高く、全国に出場している高校は韮高のような幼稚な気持ちでサッカーをしていないように思える。全国大会だからやれて、ユースリーグだからやれないという気持であったなら、選手権出場は無理だろう。

一生懸命さを感じられない緊張感のないプレーの連続だった。春から全く成長していない甲府商に付き合っているようでは、全国を目指すライバルチームに大きく差を広げられている。本気で闘っている高校には、本気でサッカーをやらないと勝てない。

 

何もしていないし

何もしようとしていない

何かをやろうとしなければ

何もおこらない