ニラニスタ発・蹴球思案処

蹴辞逍遥・晴蹴雨蹴

1年生大会

1年生大会

 

1年生大会というと、お盆明けに集中開催されるイメージがあった。今年は7月31日、8月1日、2日に行われた。

韮高は初戦は東海甲府だった。無念ではあるけれど、不戦敗となってしまった。闘わずして負けるというのは、選手のみならず関わる全ての人々にとっても無念である。試合をしたい、試合を観たい、試合をやらせてあげたい、という思いは、当然持ち合わせている感情である。

 

このような状況の中、このような結果になってしまったことは、誰のせいでもない。見方を変えれば、これで終わりでもない。今年のインターハイ県予選でも、山梨学院、日本航空も同様の状況となった。痛み、やりきれなさ、くやしさを力に変えて、再スタートをしている。

 

韮高も大きな力へと変えていかなければならない。湧き上がる様々な感情は、優しさいう感情へ変えられるはずである。優しさとは、相手を理解しようとする心である。

サッカーと優しさは、関りが薄いようで深い部分で大きく影響している。サッカーが1人では成り立たないスポーツである以上、チームとして機能しなければならない。相手を理解する心を持たなければ、強いチームにはならない。強いチームになるには、優しさだけではダメだと思うかもしれないけれど、厳しい言葉は、相手を思って発すれば、優しさから出た言葉であると言える。

 

後ろ向きだろうと前向きだろうと、すべてを受け入れて突き進んでいくしかない。強く上手い選手になるために、そして目標を達成できる選手になるために、「必ずできる」という信念を持って、全力で1日1日を過ごす。自らを奮い立たせ、今できること、今やらなければならないことに集中する。その積み重ねができた者だけが、最後に笑うことができるのではないかと思う。

 

 

「やれることはすべてやる」

それを毎日継続して行うのは一番苦しいこと

イチロー