ニラニスタ発・蹴球思案処

蹴辞逍遥・晴蹴雨蹴

ワンランク上の自分へ

ワンランク上の自分へ

 

サッカーのプレーも、人間としての成長も、ワンラック上の自分へと進みたい。ステップアップするには、たんたんと流れる日々を送ってはいけない。時の流れに流されず、自らが掲げた目標に対してがんばることのできる人間になるように努めたい。

まずは自分自身で限界をつくらないことだろう。限界は、自分で決めてしまった地点が限界である。だから、まだやれる、まだまだやれると自分を励まし、こんなもんじゃないと自分に言い聞かせ、冷静に熱くやるべきことをやり続けるだけである。目標に近づくことは、簡単なことではない。

 

今日はこのくらいでいいかと妥協してしまうこと、ちょっとのことで諦めてしまうことは弱い自分の現れである。弱さに打ち勝つ強さは、初めから持ち合わせているものではなく、努力して身に付けるものである。

指導者から怒られて嫌々やることで少しは身につくかもしれないけれど、それは本来の姿ではない。能動的に、積極的に自らの意思で、全力で弱さに打ち勝つ自分でありたい。

 

「常に全力であること」は、過去を振り返った時に、過ごしてきた時間に誇りと自信を持つことができる。たとえ目に見えなくても、生き方にもプレーにもそれは現れる。そのようなものであると思う。

そういった選手が、仲間にも良い影響を与え、良い雰囲気を作り出すことができるのではないか。そしてピッチに立つ喜びを味わうことができるのは、当然のことだと言える。

 

努力すること、がんばることを、面白いと感じることができれば、過去の自分よりワンランク上にいると言える。