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ユースリーグ 最終節 韮崎-航空 第1節 韮崎-日大明誠

ユースリーグ 最終節 韮崎-航空 第1節 韮崎-日大明誠

 

結果

12月24日(土)10:00キックオフ 日本航空

韮 崎 1-1(0-0) 日本航空

 

12月25日(日)10:00キックオフ GF穂坂G

韮 崎 1-0(0-0) 日大明誠

 

第9節の日本航空戦が最終節だと思っていたら、第1節の明誠戦が雷のために延期となっていて、連戦での試合となった。

航空戦は先制したものの、最後の最後に追いつかれてしまい、ドローとなってしまった。

明誠戦は最後の最後でCKから劇的なゴールを決め、1-0で勝利をもぎ取った。

どちらも3年生が最後までしっかりとプレーをして、高校生活の公式戦を終えた。3年生にとっては、高校生活最後の公式戦を笑顔で締めくくったことは、素晴らしい思い出である。それと同時に、韮高サッカー部にとってもかつてない記録を打ち立てた。毎年、毎年、終わりは突然やってきていて、くやしさだとかやりきれなさだとかがドバドバと出ている。今年は選手権の夢は絶たれてしまったものの、ユースリーグを3年生が最後まで戦い続けた。終わりが決まっている試合に勝利で終えることができたのは、韮高サッカー部史上初めてのことではないだろうか。勝っても負けても高校生活最後の試合で、泣いても笑ってもこれで終わりという試合は、第61回全国高校サッカー選手権大会決勝の韮崎-清水東が最後の記録である。それから現在まで、高校サッカー生活は望みもしない形で終結している。先につながる選手権の途中で突然終わっていて、予期せぬ終止符を打たざるを得ない結末を迎え続けている。そんな中、今年は違った。選手権という大会は終わっても、ユースリーグという公式戦は関係なく日程が組まれている。引退をしないで、3年生だけでしっかり結果を残し、勝利で飾ることができたことは、韮高サッカー部創部以来、初めてのことではないだろうか。笑って最後を締めくくることができた年代であるので、とても歴史深い試合だったと感じてしまう。それに加えて無観客の試合だったということが、さらに深みを与える。韮高サッカー部の明るい未来と進化の可能性を確信できる終わり方であったと思う。目には見えないけれど、力強いたくさんのモノを残したと思う。

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