ニラニスタ発・蹴球思案処

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ユースリーグ第12節 韮 崎 - 笛 吹 他

ユースリーグ第12節 韮 崎 - 笛 吹 他

 

結果

9月9日 土 17:00キックオフ 東海G

韮 崎 4-0(1-0)笛 吹

 

ユース3部リーグ

韮 崎B 6-0(5-0)青 洲

 

ユース4部リーグ

韮 崎C 1-0(1-0)山梨学院D

 

選手権を前に大きく韮高サッカー部が盛り上がっている。順調に、念入りに選手権出場に向けて、気持ちの入った試合をしている。

ユースリーグ3部、4部は全日程が終了した。3試合失点0で終えたこと、韮崎B、韮崎C共に2部、3部へと昇格を決めたことは、素直に喜びたい。

1発勝負のトーナメントより、リーグ戦でしっかりとした結果を残すことができるということは、総合的なチーム力があるということであり、選手個々も成長したということが言える。トップチームがなかなかリーグ戦で勝ち切れないところを見れば、トーナメントでも危ういことが分かる。目の前の1戦1戦に全力を出し切ることがなければ、負ければ終わりのトーナメントでは実力はあったとしても不完全燃焼で終わることが多い。

リーグ戦に対して、コンディションもモチベーションも高い選手は、普通に考えてチームを引っ張る中心選手となれる。リーグ戦における選手のプレーは、日々のトレーニングの成果を出すことのできる絶好の機会である。そのチャンスをもらった選手は、リーグ戦だからという軽い気持ちではなく、リーグ戦だからこそ、必死にやらなければならないし、チャレンジが可能のステージとなる。

日々のトレーニングを誰より見(観・視・看)ているのは監督である。指導者に不満を持っている選手は、まずは自分自身に対して不満を持たなければならず、矢印を自分に向ける作業が必要となる。不満を持っている選手を指導者が起用するだろうか。そこに気づくことができる選手が、サッカー選手として成長できるのではないかと思う。

幸いにして、韮高はそういった異分子が少ないように感じる。勘違いしている選手が他に比べて極めて少ない印象である。これは贔屓目であり経験則でもある。オフ・ザ・ピッチの姿がピッチで出ることは、動かしようのない真理であり、高校生くらいならば、人となりを見れば伸びしろが分かってしまう。才能や素質は後の努力で追いつかれ、追い越されてしまうものである。

 

結果が出ないとき、どういう自分でいられるか。

決してあきらめない姿勢が何かを生み出すきっかけをつくる

 

イチローが言うように、毎日、毎日、結果が出るとは限らず、むしろ結果など全くでない。まだまだ選手権に向けてできることがある。一心不乱にサッカーに打ち込むことで、大切な試合で大きな結果が待ち受けている。

楽しみな選手がたくさんいるので、ライバル校を苦しめることはできる。苦しめるだけではダメで、韮高がしっかりと勝ち切ることである。とても難しいことだけれど、今年の韮高ならばやれるような気がする。

 

 

特別なことをするために特別なことをするのではない

特別なことをするために普段どおりの当たり前のことをする

イチロー