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J30 BEST AWARDS

J30 BEST AWARDS

 

Jリーグ30周年を記念して、J30ベストアウォーズという企画があり、投票でそれぞれの部門のベストを決める。

【公式】#J30ベストアウォーズ:Jリーグ30周年記念特設ページ:Jリーグ公式サイト(J.LEAGUE.jp) (jleague.jp)

4月21日まで投票をしているので、気が向いたら投票しても面白いと思う。

 


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その中の「部門別ベストゴール」で、2人の韮高OBの得点がベストゴールにノミネートされていた。

「ボレー/オーバーヘッド部門」で鶴見智美のオーバーヘッドがNo14でノミネートされている。

「ミドル/ロングシュート部門」で、中田英寿ミドルシュートがNo70でノミネートされている。

 

中田英寿は誰もが知っている日本を代表する選手となった。このミドルシュートは、ヒデが韮高を卒業して、ベルマーレ平塚(現湘南ベルマーレ)に入り、即戦力でデビューした時の、J初得点のゴールである。

Jリーグの試合をテレビで当たり前のように放送していて、たまたまその得点を見たのを覚えている。

 

もう1つは鶴見智美のオーバーヘッドの得点である。VF甲府から清水エスパルスに完全移籍した年のゴールである。

鶴見は韮崎高校時代も重要な選手だった。鶴見が2年の時に、韮高はインターハイでベスト4まで勝ち進んでいる。当時のメンバー4人が後にJリーガーになった。その中の1人である。3年の時にはU-18日本代表候補に名を連ねた。

その鶴見と何年か前に、中央公園で会ったことがある。指導者として韮崎に来ていて、1人バスの中で休んでいたので、バスの中で2人で話したことがある。若い頃の誰にも経験できない、貴重な財産を持っているOBである。

 

Jリーグ30周年、たくさんの美しいゴールがあり、記憶に残っているゴールが数多くある。ゴールそのものの衝撃的な感動があり、そのゴールをした時代の思い出も浮かんでくる。

「ベストシーン」にノミネートされているバレーのダブルハットトリックは、山梨県人にとっては、まさにベストシーンと言えるだろう。バレーがダブルハットトリックを決めた試合は、VF甲府が初めてJ1昇格を決めた試合だった。

その日は、会社での大事な会議があった。VF甲府の熱狂的なサポーターの先輩は、J1昇格の瞬間を見届けようと、会社を休み日立柏サッカー場に足を運んだ。

数か月後、J1昇格のポスターができた。ゴール裏で両手でガッツポーズをしている先輩の姿がばっちり映っていた。社内では冷たい対応をされた。そんな思い出が残っている。

 

Jリーグが誕生して30年。昔から大切にチケットを取っておく習慣がある。チケットをきれいに保存していた時代から、いつの間にかごっそりと机の引き出しにしまっておくようになってしまった。現在は紙のチケットがなくなりつつある。今のように映像や画像を見ることができなくても、チケットを見るだけでその時の試合や得点シーンが蘇ることもある。ゆっくりと30年を振り返ることもありかもしれない。