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ユースリーグ第2節 韮 崎-駿台甲府

ユースリーグ第2節 韮 崎-駿台甲府

 

結果

4月8日 土 13:45キックオフ GF穂坂

韮 崎 2-1(1-1)駿台甲府

 

今年の今後のチーム作りのためにも、その先の未来のためにも、負けてはいけない対戦が続く。内容を伴いながら、なんとか結果を出し続けているといったところだろうか。

新人戦準決勝での対戦の時から、お互いどのようにチームを成長させているかが見られる良い試合だった。新人戦準決勝と同じ2-1でのスコアだった。内容はというと、現時点で冬から春までに、力をつけているのは韮高だった。上を見据えるのならば、まだ力のつけ方は足りない。駿台相手に1失点は、大きな隙のあるディフェンスであり、2得点は物足りないゴール数である。普通に4-0くらいの勢いある結果を出したいところだった。

前半13分、駿台ディファンスを完璧に崩して、お手本のような得点で1-0。

前半33分、ゴール前からの混戦から失点。

後半アディショナルタイムで、CKから2-1。

後半は2、3点取れていてもおかしくはない展開であったので、フィニッシュに課題が残った試合だった。試合を決定付けるプレーがまだまだできず、こういった試合をしているとこの先、後悔しか残らない結末が待っている。精度を上げ、決めるところで決めきることができる、メンタルとテクニックは、実践の場とトレーニングの繰り返しでしか上達しない。

チャレンジが何回もできるところがリーグ戦の良いところである。昨日までの自分を超えるプレーを、週末の試合で出し切ることが求められる。実際、そのようなサイクルでしか、上手くなっていかない。その状況で気づきが生まれ、工夫が生まれ、考えることができれば、プレーに厚みが増す。

その一方で、感じることも重要なスキルである。感覚的な部分もないがしろにできない。というか、むしろそちらの方が重要になってくる時もある。

 

自然を探検するということは、まわりにあるすべてのものに対するあなた自身の感受性にみがきをかけるということです。それは、しばらくつかっていなかった感覚の回路をひらくこと、つまり、あなたの目、耳、鼻、指先のつかいかたをもう一度学び直すことなのです。

「知る」ことは「感じる」ことの半分も重要ではない。

 

高校生活は、たくさんのものを吸収できる3年間である。サッカー以外のことから、サッカーを学ぶ術も身につけていかなければならない。総合力(人間力)で他校を上回ることができれば、待ち望む結果を手にすることは難しいことではない。韮高サッカー部の追求すべき姿勢でもある。ふとしたきっかけは、サッカー以外の日常に潜んでいる可能性が高い。

 

 

サッカーしか知らない彼らが

サッカーの何を知っているというのか