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横山杯 第23回全国ユース招待サッカー大会 2

横山杯 第23回全国ユース招待サッカー大会

 

結果

12月27日 火 

韮 崎 2-1 関東第一

韮 崎 1-2 細田学園

 

12月28日 水

韮 崎 0-0 北越

 

大会3、4日目を終えた。3日目で細田学園に初めて負けた。2位リーグでの成績は、1勝1敗1分(得点3、失点3)という何とも言えないものとなった。4日間の通算成績は、3勝1敗2分(得点9、失点7)であり、数字だけ見ると、得点も奪えたけれど、失点も多かった内容であった。甘い見方をすれば、勇気あるチャレンジをした結果の得点であり、失点であったと思いたい。リスクを冒してのチャレンジは、得点にも失点にも結び付きやすい。攻守にわたるチャレンジがあってのミスは、良いミスと言える。何か新しいことにチャレンジするとき、最初はミスが起こることは当然である。失敗から学び、さらに考えを深めていくものであり、何よりもサッカーはミスのスポーツであるから、積極的なチャレンジの結果として受け止めたい。ミスはとかくマイナスに見られがちであるけれど、次に活かすことができれば、新たな創造の種となる貴重な体験である。

 

はっきり言って、失点を少なくすることは、点を獲る事より修正可能で容易なことである。守備戦術を理解することによって、格段にレベルは上がる。足が速い、テクニックがある、フィジカルが強いという能力を持つ選手と同様、戦術を理解する頭を持っている選手は、チームの立派な戦力となる。

 

おそらく、横山杯の試合経験で手応えはつかめなかったかもしれないけれど、感触はつかめたのではないだろうか。全国レベルのチームの球際の激しさや強さ、上手い選手の間合いや駆け引き、判断の速さと精度など、現在のレベルをさらに上げていかないと山梨県代表にさえなれない。身をもって肌で感じたことを、今後のトレーニングに活かし、試合で表現しなければならない。

 

全国選手権大会が開幕した。代表になった48チームはまだ新チームになっていない。来年の今頃、選手権に出場することができれば、まるまる1年サッカーができる。将来を決める行動は、現在の一瞬一瞬の積み重ねの連続である。目標を見失うことなく、地道に真剣に積み上げることができたチームが最後まで残るのではないかと思う。まずは新人戦に向けて、全力の日々を積み重ねて欲しいと願う。春につながる結果を新人戦では残したい。