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横山杯 第23回全国ユース招待サッカー大会

横山杯 第23回全国ユース招待サッカー大会

 

結果

12月25日 日 

韮 崎 1-0 堀 越

 

12月26日 月

韮 崎 2-2 市立船橋

韮 崎 3-2 鹿島学園

 

横山杯が開催されている。韮高は、予選リーグは2勝1分。勝敗が市立船橋と並び、得失点差で2位となった。内容は分からないけれど、結果だけ見る限り、調子が良さそうである。対戦高校がどこであれ、失うものは何もなく、ただ吸収するだけなので、試合では勇気ある挑戦をどんどんして欲しいと思う。今やれることを全力でやり切る姿勢は、これから活きてくる。

 

高校サッカーの名将、古沼先生の言葉を久しぶりに目にした。

チームを強くしていくには、日常から凡事徹底、つまり当たり前のことを当たり前にできる人の集団であることと、選手も指導者も当たり前の上に何かを追加していく姿勢が必要です。

今、日本一を本気で目指せているチームはいくつあるでしょうか。おそらく全国に20~30校ほどではないでしょうか。「日本一を目指して頑張っています」と話す指導者はもう少しいると思いますが、ほかのチームは、日本一に到達しようという練習をできていないと言えます。

 

「当たり前のことを当たり前にできる人の集団」であることは、シンプルな故に難しい。生活において、サッカーにおいて「当たり前のこと」とはどんなことだろう。生活においては、昭和の時代に当たり前だと思っていたことが、令和の時代にはできないことが多い。サッカー以前の生活を見直すことも、学ぶことも必要になってくる。サッカーにおいての当たり前は、ボールを止めて、蹴ることができることだろうか。

一歩進めて、当たり前のことが頭では分かっているけれども、できないという状況がある。行動に移すことができない原因はなんだろうか。技術的な部分に起因するのか、弱い自分(メンタル)に起因するのかは、本人が一番理解していると思われる。勇気を持ってアクションを起こすことが、サッカーの時でもそうでない時でも求められる。自らが強く生き抜く力をサッカーで身につけてもらいたい。

 

情報の速度が増すばかりの時代である。サッカーにおいても同様に、速さはさらに求められる。特に攻守の切り替え(トラジション)においては、そのスピードは上がっている。ボールを奪った後、ボールを奪われた後、1人の選手というより、連動してチーム全体がスピーディーなアクションをしている。そのようなことが「当たり前のこと」になる時代が到来した。

 

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