ニラニスタ発・蹴球思案処

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ワールドカップまであと少し

ワールドカップまであと少し

 

ワールドカップまで1週間を切った。自分の中では、ロシアW杯の時よりもはるかに盛り上がっているのだけれど、世間ではいつものような盛り上がりがないらしい。韮崎もコロナの影響で恒例パブリックビューイングは開催されない。

個人的には、カタールW杯は節目の大会となる。

僕の中では今回のW杯は、W杯を真剣に見始めてからちょうど10回大会目となる。真剣に見始めてというより、リアルタイムで観戦し、なおかつ確実に記憶に残っているW杯から10回目ということになる。リアルタイム観戦は86年のメキシコ大会である。82年スペイン大会は、録画での観戦。中学時代、雨の日の練習はなく、スペイン大会の試合を部員全員で集まって図書館の小さなテレビ画面で観た。78年アルゼンチン大会は、残念ながら記憶にないので、W杯歴はざっと40年ということになる。

夢のまた夢だったワールドカップが、今では当たり前の存在になっているので、過去を振り返ると日本サッカーの急成長は驚く。夢は実現するものなんだなと素直に思える。日本代表については、あまりよく分からない。純粋にワールドカップを楽しむとしたのなら、日本代表はグループリーグで消えてしまう。

決勝はまだ実現したことのないブラジル-アルゼンチンを見てみたい。けれどどちらも1位でグループリーグを通過すると、準決勝で対戦してしまう。グループリーグの勝ち抜け順位の予想と、決勝トーナメントのチームを予想するのもワールドカップの楽しみであると思う。

ワールドカップで試合を見る度に、改めてサッカーをやってきて良かったと思えるし、サッカーというスポーツに出会えることができて良かったと思う。なにより、ワールドカップについていろいろと綴ることなんかより、サッカー仲間と語り合う時間の方がずっと価値がある。1つのゴールについて、1つのプレーについて、選手について、試合の勝敗について、ああでもないこうでもないと語り合うことが、サッカーの見る楽しみの後にやってくる、語る楽しみである。サッカー(フットボール)の広がりと、奥深さをじっくりと体感し、今以上にサッカーに魅了されたいと思う。