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静岡・清水・サッカー

静岡・清水・サッカー

 

清水エスパルスクラブ創設30周年記念試合を新国立競技場で観戦してきた。日本のサッカーの歴史は、静岡のサッカーの歴史といっても過言ではないくらい日本サッカー史に残した功績は大きい。また韮崎にとっても静岡・清水という地は、常に目指すべき存在であり、追いつき追い越すことが目標であり続けた。僕自身も小学生の頃から良い刺激と衝撃を受け、現在もそれを受け続けている。

清水エスパルス-横浜Fマリノスの試合は、勝ち負けを決める単なる試合ではなく、個人的には多くの想いを内包する試合であった。韮高つながりで言えば、韮高サッカー部OBに(身内も含め)5人と会うことができた。

 

Jリーグが存在し、世界のサッカーの情報がリアルタイムで入手できる時代に、Jリーグがない時代、サッカーが市民権を得ていない時代のことを伝えることは難しい。幸いにして、韮崎はそのような時代であっても韮崎高校がサッカーが強かったおかげで、恵まれた環境にあった。

戦前、戦後、昭和の時代を経て現在まで、山梨、韮崎は静岡、清水を追い越すことができないでいる。VF甲府がそうであり、山梨の高校が静岡の高校を上回ることは想像を絶する。隣県の縁もあって、現在まで引き続き交流があることは、韮高にとっても喜ばしい限りである。

 

サッカーの情報入手の方法として、かつては本や雑誌、テレビの映像からが全てだった。進化しすぎた現代では、テレビを見ることも少なくなり、PC、スマホからが主な入手源となっている。そのような中で、僕も例に漏れずDAZNYouTubeからサッカー関係の情報を得ることが多くなった。ユーチューバーという職業が出現し、鹿実出身の元Jリーガー那須大亮の動画配信をたまに見る。清水つながりで、ちょっと前に清水東高校サッカー部の練習参加の動画があった。高校サッカーの部活潜入の動画は面白く、那須が選手へ伝えるメッセージは聞くに値する。24分から最後までは素直に話に聞き入ってしまう(母校である鹿実シリーズもお薦めである)。


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歴史を刻んできた土地の宿命もあり、その継承は良くも悪くも背負っていかなければならない。伝統の重みをうっとおしく感じるのか、その重みをプラスの力に変えていくのかは、その時代に生きた当事者の意識による。清水という土地はサッカーが染みついている土地なので、サッカーへの想い入れは強いと思われる。試合前に目に付いた「これまでも これからも」である。

 

今年の武田の里にらさきサッカーフェスティバル16、17、18日の3日間で開催される。清水東が来る予定なので、どんなサッカーをするのかが楽しみである。