目にした記事 インターハイ
敗戦後、いろいろなOBと話をすることができた。
後輩A「韮高、良くやったって会う人に言われますけど、本当によくやったと思います? 負けたらダメですよね」
後輩B「応援していましたが、贔屓目に見てもダメでした」
先輩A「だらしがねぇ、試合だったな~。あんなんじゃ、勝てるはずねぇ~だろ」
先輩B「どーしよーもねぇー」
先輩C「えっ、テレビでやってたの? 俺、ずっとネットで試合経過検索してたよ」
新監督に代わり、期待が大きかった分、そしてTV中継ということもあり、多くのOBや韮高応援者が試合を見ていた。
結論から言えば、あれでは勝てない。僕が感じていたことをいろいろなサッカー経験者に聞いてみたところ、全く同じような違和感を抱いていた。率直な感想はホッとするくらい同じだった。
経験から学ぶことができれば、これから強くなる可能性はある。厳しい見方をすれば、優勝しなかったら、1回戦で負けても決勝まで勝ち進んでも同じである。そして人生の戦い、サッカーでの闘いにおいて、相手に負けるより、自分に負ける場合が多い。
交代選手のプレーを見て、韮高の層の厚さを褒めている仲間がいた。これからさらに力をつけてくる選手もいるだろうし、頭角を現す選手がいないとチームは活性化しない。ピッチに立てなかった選手たちはチャンスである。なぜならばこのメンバーでは勝てなかったからだ。選手と選手の組み合わせにより、大きな化学反応が起こるかもしれない。選手権までには「思考のスピードに優れた選手」が求められる。ただ気合いを入れてやっているサッカーでは、だたがんばっているだけのサッカーになってしまう。まだまだ時間は十分にある。弱い韮高であるので、これから強くなる伸びしろは大きい。
弱いのは、けっして恥ではない
その弱さに徹しえないのが恥だ