ニラニスタ発・蹴球思案処

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プーマカップ 第7節

プーマカップ 第7節

 

結果

3月23日 木 15:00キックオフ グリーンフィールド穂坂G

韮 崎 1-6 アスルクラロ沼津

 

大量失点の敗戦だった。雨の中の試合だったからという言い訳はできない。桜の咲く春の陽気に浮かれてしまったのか、雨中のゲームに心が挫けてしまったのか、スコアから見て相手に対して申し訳ない試合だったように思う。わざわざ韮崎に来て試合をするような内容だったのかは疑問が残る。

最後まで埋まらない対戦相手に対して、何で勝負するのかを考え直さなければならない。格上の相手の対戦こそが本当の勝負であり、試される時である。この試合で闘えた選手、甘さが見えた選手と、ふるいにかけられ、見極められたことは、ある意味良かったのかもしれない。まだ終わっていない、先はあると思っていたら、すぐに終わりが来る。

6失点というのは、技術云々というより気持ち、姿勢の問題に起因することが多い。11人で守備を固めれば、点はそんなに入らない。ファーストディフェンスで、チーム全体の守備の方向性が決まる。それに連動してセカンドディフェンスが成立し、最終ラインもバランスをとることができる。ボールを失った後のファーストディフェンス、その周りの選手のプレッシングとパスコースの限定と少しずつほころびが生じた結果が6失点という大きなスコアにつながった。守備に対しての献身的な走りやインテンシティなど、守備で計算できる選手がいないことが露呈してしまった。誰かがさぼり、チームとして機能しないことは、「甘え」の構造がチーム内にあるとしか思えない。守備で良いポジションをとることは、奪った後に攻撃における良いポジションとなることさえ理解できない選手がいるのではないだろうか。「闘う」ということは何なのか、「勝つ」ということは何なのか、「負ける」ということは何なのか、まだまだ理解力が足りないような気がしてならない。サッカーにおける知的レベルが低く、大きな温度差を感じざるを得ない。ピッチに立つことのできなかった選手は、大きなチャンスが巡ってきている。チーム内競争はここから始まる。哀しいプレーしかできない選手を追い越し、韮高を大きく引っ張っていける選手が登場してくれることを願う。

新チームとなり、まあまあな戦績を残していた。そんなに上手くいかないだろうと思っていたので、正直ほっとしている。春の遠征が控えている。緑のユニホームに恥ずかしくない試合を期待している。