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選手権特集

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第100回大会の山梨県予選が始まった。100回大会というだけあり、紙面では例年より大きく、多く取り上げられていて、「高校サッカー選手権大会」をしっかりと考える良い機会である。

 

【山梨日々新聞10/5記事】

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山梨の高校サッカーでは、歴史上絶対に落とすことのできない人物となってしまった横森巧監督であるので、当然このような特集をするとき1番初めになる。

記事によると、韮高時代より学院でのサッカー人生の方が長くなったとある。

韮高が倒すべき相手は、山梨学院であると共に横森巧監督でもある。まずは自分たちの近くにこのような素晴らしい高校や指導者がいることに感謝し、相手を敬い、リスペクトするところから始まる。

横森監督の言葉にある通り、「高校生が青春をささげる価値がある」サッカーは、最終目標が選手権大会である。長いサッカー人生で考えた場合、高校サッカー自体は通過点であるものの、高校3年間という短いスパンでは、青春をささげる価値があるものである。

そしてそこには志と覚悟が必要となってくる。志を高く持ち、揺るぎない覚悟を抱いてサッカーに打ち込むことが選手権への最短距離である。選手権前に自らの志たものを深く考え、自らが覚悟したものは何なのかをじっくりと考えることで、見えにくかったものが見えてくるはずである。時間の使い方が変わり、生き方が変わってくる。高校3年間の生き方の指標は、そのような場所から生まれるのではないかと思う。そういった意味において、志と覚悟を持った選手とそうでない選手とでは、大きな開きがあり、その差を埋めることは不可能に近い。志と覚悟を持たない選手が選手権のピッチに立つことは絶対にない。

 

前年度選手権優勝校である山梨学院を意識することは当然である。とはいえ、韮高も負けていないと思っている。先月送られてきた韮葉クラブの会報にキャプテンの力強い文章が載っていた。

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第100回大会の選手権にふさわしい山梨県代表は、韮崎高校だと思っている。

 

追記

白黒写真奥には鰻池先生の若かりし顔が映っている。横森監督、鰻池先生共に現在も指導の現場に立っているので、そのエネルギーはすざまじいものがある。そのパワーを少しでも自分の力に変えたいと思う。そして形にしていくことが大切だと思う。