EURO2020開幕
1年遅れでEURO2020が開幕した。僕の大好きなイタリアは開幕戦を勝利で飾った。ロシアW杯でアズーリの姿を見ることが出来なかったので、こうやってユーロの舞台で試合を観ることができることは感慨深い。
代表監督はロベルト・マンチーニ。セリアA全盛時代の30年前には、マンチーニはサンプドリアでプレーしていた。その当時、サンプドリアのユニホームが欲しかった記憶がある。現在、吉田摩也がサンプドリアでプレーしているけれど、時代が大きく変わっていることを感じる。
イタリアのどこが良いかと問われれば、試合前のイタリア国歌「マメーリの賛歌」の斉唱だろう。あのマメーリの賛歌を大きな声で歌って、試合をしてみたいとずっと思っている。試合前に最高にモチベーションをあげて試合に入ることができる。もちろんそれは無理なので、イタリアの試合前にスタンドで一緒に歌うことができたらと思っている。イタリアのアンセムを日本人が歌っていたらおかしいだろうか。
Turkey vs Italy Euro 2020 Italy Anthem | Canto Degli Italiani | 11.06.2021 - YouTube
何よりもうれしいことはスタンドに観客が戻ってきたことである。マスクなんてしてないし、大きな声で叫ぶ日常が戻ってきている。ありったけの声で選手たちをサポートする姿は心打つものがある。
そしてイタリア-トルコの実況は、韮高サッカー部出身の横内アナだった。インスタには高校時代のユーロの思い出を綴っている。
もう1つ僕の大好きなオランダも第1戦を終えた。2-2に追いつかれた後、3点目を奪い無事、勝利できた。ユーロはそう簡単には勝たせてもらえず、ハラハラドキドキするものである。
オランダの対戦相手はウクライナ。ウクライナの監督はマンチーニ同様に思い出深いスーパースターのシェフチェンコ。シェフチェンコのおかげでウクライナという国を知ることができた。ウクライナは欧州最貧国である。そして美女大国である。ヨーロッパで一番貧しい国と言われるウクライナで、サッカーとナショナリズム高揚は切っても切り離せない。今大会も早速ロシアからクレームがあった。
サッカー ウクライナ代表の新ユニフォームにロシアが反発 | ロシア | NHKニュース
このようないろいろな背景を抜きにして、オランイェのオレンジのユニホームは素晴らしい輝きを放っている。前回大会にはオレンジの姿を見ることができなかったので、KNVBの左胸のエンブレムを目にするとゾクゾクする。
戦術がどうのとかシステムがどうのとかいうよりは、勝利を目指して全力でぶつかる国対国のサッカーを純粋に楽しみたい。サッカーの原点を感じ、サッカーへのこだわりを感じ、新たな力をもらいたい。