ニラニスタ発・蹴球思案処

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ねばれ はしれ

ねばれ はしれ

 

「ねばれ はしれ」と聞いて、「おっ」とか「もしかしたら」とか「自分も好きだ」というサッカー仲間に巡り合いたいと思う。

「ねばれ はしれ」の言葉はその後に「清水東」が続く。

 

ねばれ はしれ 清水東

 

僕の大好きな高校である。その清水東が4年ぶりに、インターハイ静岡県予選の決勝に勝ち進んだ。静岡学園に勝てば、29年ぶりの全国大会の出場となる。29年前、Jリーグ開幕と同時に、清水東は全国の舞台から姿を消したままである。今年は4年前の県大会と全く同じ対戦カードだった。準々決勝・藤枝東、準決勝・常葉大橘。決勝も4年前と同じく静岡学園である。

 

4年前の清水東を振り返る(記憶が定かではないところもあるので、間違っているところもあるかもしれない)。4年前の清水東の快進撃は、静岡県内はもとより、全国で注目され多くの清水東ファン(僕もその1人)がいることを改めて感じ取れた。

当時のヘッドコーチは、女優長澤まさみの父である和明氏であった。清水東が県大会の決勝に進出するのは19年ぶりのことだった。県内外のOB、清水東ファンの盛り上がりはすさまじかった。エコパでの準決勝・常葉大橘戦に駆け付けたOB、ファンは5000人。ちょっとしたJリーグの観客動員である。そして5000人の応援の前で、2-1で常葉大橘を撃破した。19年ぶりの決勝進出、25年ぶりの全国へ王手だった。

 

今年はコロナの影響で無観客で行われている。現在、清水東の最高学年の選手が1年生の時、武田の里サッカーフェスティバルに参加していた。清水東が大好きなので、もちろん試合を見たし、韮崎という身近な場所で清水東の試合が見られる幸せを感じた。韮高は史上最低の結果であったけれど、清水東は昔の勢いを取り戻し、決勝で敗れたものの準優勝だった。何と言ってもスタンドの父兄の雰囲気は、弱い時も強い時も最高である。

6月6日(日)の決勝は静岡学園をやっつけて欲しい。

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清水東はねばり、はしり、着実に力をつけ、インターハイの決勝まで勝ち進んだ。母校韮高も清水東にねばりもはしりも負けず、力いっぱい闘ってもらいたい。

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ねばれ はしれ 韮高サッカー部