ニラニスタ発・蹴球思案処

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関東大会前に

関東大会前に

 

当たり前のことだけれど、8年ぶりに山梨で関東大会が開催される。東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城、栃木、群馬、山梨と持ち回りで開催されれば、当然8年に1回になる。

ふと8年前を思い返した。2013年(平成25年)は、韮高は関東大会には出場できなかった。韮高が出場していない関東大会が韮崎で行われたので、足を運んだ。航空-市立浦和の試合が一番ショックだった。たまたま韮崎中央公園に到着したタイミングが、市立浦和の応援バスが到着したのと一緒だった。驚いたのは、1台のバスから降りてきた部員がすべが女子だった。降りてくる女子すべてがマネージャーだと思い、部員の3割がマネージャーかと勘違いしてしまった。韮高の父兄に市立浦和出身の方がいたので、話を聞くと女子サッカー部があるとのことだった。

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いつからベンチ裏の東サイド側から、見られなくなってしまったのか記憶にない。この時代はゆっくり芝生に座って観戦できた。その時の自分の手記を見てみると、ハーフタイムには市立浦和の父兄から配っていたお茶をいただいたとある。また山梨学院はCチームのメンバーが出場、学院は全国を狙える選手層を持っていて、現在FC東京の不動のCB渡辺剛は2年生、横浜マリノスのFW前田大然は1年生だった。その一方で韮高は、補助役員だった。

応援マナーというか、応援の品格を漂わせていたのは日大藤沢の父兄だった。高いレベルの父母の会というか、ちょっと首をかしげてしまうような親の振る舞いは微塵もなく、ただただ立派だなと思ったことを今でも覚えている。

 

今年の地元開催の関東大会は、幸運にも韮高が出場する。無観客ではあるものの、地域の想いを背負って闘って欲しいと思う。なんとなく、やってくれるような気がする。