新人戦組み合わせ
山梨学院が頂点に立った選手権を終えた。すぐに新人戦が始まる。
前年度の新人戦は、韮高が選手権で日本一になった山梨学院を、一番初めの大会の決勝で1-0で倒し優勝をした。
あれから1年、大きく差が開いたのか、それほど差は開いていないのかは分からないけれど、学院にとっては目に見えない大きなアドバンテージがあるような気がする。
勝手ながら、選手権決勝の試合を見終わった後にまず浮かんだことは、星3つになった学院を日本で1番最初に破るのは、(話題性としても)韮高がふさわしいのではないかと思った。優勝した学院が強ければ強いほど倒し甲斐がある。山梨学院が絶対王者なのは揺るぎがなく、韮高の現在地としては、格下の弱者である。悲観するわけではなく、そこから這い上がる力は持ち合わせているし、選手個々の能力を最大限に発揮すれば、それほど力の差はないと思っている。
幸い、学院の優勝で選手たちもさらにモチベーションを上げたようなので心配はしていない。ただ自分たちのサッカーをすれば勝てるわけではなく、学院同様相手を研究することは最低限必要である。スカウティングはとっくに必要最低条件となっていて、移り変わる試合状況においていくつものゲームプランを練らなければならないと思う。理想を目指すサッカーではなく、現実的なサッカーをしなければ、学院を倒すことは絵に描いた餅となる。
日本一になった高校がすぐ近くにあること、そのチームと対戦できるチャンスがあることにまずは感謝することである。そして勇気を出してアクションを起こし、目の前の壁を日々くたくたになりながらも乗り越えなければならない。本当に欲しいものを手に入れることは簡単ではない。苦しさの連続が導くところは、きっと素晴らしい場所である。