ニラニスタ発・蹴球思案処

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十年一昔

十年一昔

 

日川高校ラクビー部が、100大会目の記念すべき全国大会に、15年連続50回目の出場を果たした。社内にも日川ラクビーOBがいて、感慨深く話をしていたことと、韮高サッカー部のOBの2世が現役ラクビー部にいることもあり、気にしていた試合だった。

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抗いがたい時の勢力、時代の流れと結論付けてしまえばそれまでだけれど、やはり母校韮崎高校サッカー部が12年も全国選手権に出場できないことは哀しい。

2008年(平成20年)に、帝京三を延長で勝ち切っての34回目の全国選手権に出場して以来、沈黙を守り続けている母校サッカー部である。

時代のスピード感はさらに加速し、平成20年でさえ大昔の昭和の出来事のようである。そして出場回数は34回から前には進んでいない。

 

韮高の選手権県予選の過去を遡ってみた。

2020 ベスト8 甲府商 0-1

2019 ベスト4 日大明誠 2-3

2018 ベスト8 日大明誠 1-2

2017 ベスト4 帝京三 1-2

2016 準優勝 山梨学院 0-1

2015 ベスト8 山梨学院 1-2

2014 初戦敗退 甲府工 1-2

2013 初戦敗退 桂 0-1

2012 ベスト8 日大明誠 1―1 PK5-6

2011 ベスト4 山梨学院 0-5

2010 ベスト8 帝京三 0-3

2009 ベスト4 山梨学院 1-5

2008 優勝

 

12回大会中、ベスト4が4回、そして決勝まで進んだのはわずか1回である。この結果では全国を目指す高校と思うと悲惨な実績である。

何とかならないものかとあれこれと思案しながら時間を過ごし、細々とブログを更新していた12年前に全国選手権に出場した時の文章を発見した。その当時の文章を読むと、現在の自分があまりにも進歩していなくて恥ずかしく思う。

 

選手権での韮崎高校 2009.1.10

まさかでもないけれど、2年連続の1回戦での敗退でした。昨年は野洲だったので仕方がなかったと言えるけれど、今年は最多出場を誇る常連高の徳島商でした。

前半0-2、後半3-2。0-4から3点を獲ったとはいえ、明らかに個人レベルで劣っていました。チーム戦術は韮崎はたいしたことができないので、あきらめていましたが、あそこまでやられるとはとがっかりしてしまいました。

毎年、山梨全県、他県から集まってくる選手のために、純地元の韮崎出身の選手が数えるほどしかいないのですが、今年は8割が純地元で占められていて、その選手がどのくらい全国で通用するのか楽しみにしていました。

応援バスも50台ほど出たらしく、注目、期待はされていたものの、結果は残念でした。終わってみると、いろいろなところからいろいろ出てきて、総合すると「サッカー以前の問題がある」とのことです。やはりちょっとばかりサッカーがうまくても、まず人間として高校生として成長をしなければいけないのでしょう。選手のせいではなく、選手を取り巻く地元や指導者に責任があるのではと考えます。

 

とはいえ、試合に出られなかった選手を含め、3年間お疲れ様でした。高校での3年間で出会った仲間は一生の仲間になります。これからの活躍を期待します。

 

 

私も、駒沢へ応援に行きました

前半戦で1点でもゴールして置けば流れも変わっていたかも・・・!

これからも韮崎高校サッカー、頑張って頂きたいですね

 

 

前半の立ち上がりの決定的なシュートが入っていれば、流れはきたと思います。

今の2年生は今年より期待できるようです。17日から新人戦が始まります。どんなチームか観に行ってみます。

 

 

日川高校出場の高校ラクビーは100回大会を迎える。高校サッカー選手権大会は来年が100回大会である。韮高サッカー部にも奮起して欲しいなと思っている。このまま何もしないで後悔するか、何かアクションを起こして後悔するかを思案すると、もちろん後者である。