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ユースリーグ 第6節 韮 崎-VF甲府ユース

ユースリーグ 第6節 韮崎-VF甲府ユース

 

結果

10月3日(土) 10:00キックオフ 帝京三

韮 崎 0-3(0-1) VF甲府ユース

 

選手権大会の最後の公式戦だったにもかかわらず、大敗を喫してしまった。VF甲府に、相手にならず無残な負け方をしてしまった。スコアを見てがっかりし、内容を聞いてさらにがっかりしてしまった。サッカー仲間は「韮高はああいうチームに弱い」と言い、相手チームの仲間からは「韮高に負けるはずはないよ」と言われた。韮高のプレスや球際はVF甲府ユースからすれば、「完全に想定内」であり、VF甲府の普段のトレーニングでの激しさや厳しさが浮かばざるを得ない。

選手権の山梨県代表候補ナンバー1だった予想は韮高のDFと同様、もろくも崩れた。まずは何もできず完敗したことを、素直に受け入れなければならない。

 

夏の終わりから、選手権前までのユースリーグの戦績で、チーム状況はなんとなく分かるものである。韮高以外は帝三、航空、学院の私学3校はすべて無敗で(普通に)乗り切った。選手権に標準を合わせたチーム作りは、さすがとしか言いようがない。帝三においては失点0。一方の韮高は総得点では最下位だった。サッカーにおいても人の生き方としても、弱い者に強く強いものに弱いのは、いかがなものかと思うし、県代表としてふさわしくないと思う。韮高が強いのは幻想で、現実は0-3であり、今この時期にこのスコアで敗れてしまうのは、かなり不安要素が残る。

 

別の見方をすれば、選手権には間に合わないほどの、たくさんの課題が見つかったと言える。このまま無敗・無失点で選手権に臨んだ方が良かったのか、選手権前に痛い目に遭って足元を見つめる良い機会と捉えるかは、チームの状況による。僕個人としては、韮高に限っては無敗・無失点で勢いをつけたまま選手権に突入した方が、相手チームへの無言のプレッシャーとなるし、自チームのモチベーションも今より良くなると思っていた。

ヘレンケラーは「大きな目標があるのに、小さなことにこだわるのは愚かです」と言っている。考え方1つで、人間は全く違う方向へ行ってしまう。0-3というVF甲府ユース戦をどのようにチームとして、個人として受け入れるかは、その受け入れ方次第で、選手権の闘い方をとてつもなく大きく左右するものだと思っている。

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