ニラニスタ発・蹴球思案処

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ユースリーグ

ユースリーグ開幕

 

全試合無観客試合のユースリーグが始まる。9月4日には選手権の抽選会も行われる。選手権も無観客試合となるのだろうか。CLやJリーグは中継があるけれど、高校サッカーでは期待できない。リモート応援も不可能である。

選手達を後押しする応援はないとはいえ、試合ができるだけでもありがたいと思うしかない。やや諦念的な思いが残るものの、9節しかないユースリーグの試合に全力で臨んでもらいたい。

 

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夏に全力を出し切っていない選手は秋には使えない。秋から頭角を現してくる選手は、間違いなく夏に努力した選手である。なぜ暑すぎる夏に強度があるトレーニングや、わざわざ集中力が必要なトレーニングをするのかという話になる。「暑い時にやる必要はない」、「暑いから身につかない」「効率が悪い」という意見もある。それでもなお、夏の暑さに負けずトレーニングを重ねるのは、秋になりグッと涼しくなってからの体の動き(キレ)が違ってくるからである。暑さと湿気という条件の悪い中で手を抜かずにやってきた選手は、涼しくなってからのプレーが格段にキレキレとなり、鋭さを増す。体は正直なもので、外的コンデションが良ければ蓄えたスキルや力を自分が思った以上に発揮する。涼しくなってからの選手のスプリントや動き出し、ボールへの反応を見れば、夏に全力でやってきたかさぼってきたかが大体分かってしまう。

 

監督やコーチに喝を入れられてスイッチが入る選手は、どんなに上手くてもこれからは生き残れない。自らを自らがコントロールし、自分自身に厳しく接していける選手が必要とされる選手である。

「人間が1つの集団の目標のためにどれだけがんばることができるか」で、チームの勢いが決まってくる。都合が良いことに、世界のサッカーは、韮高が得意とするプレースタイルにシフトチェンジしている。新人戦は優勝なので、ユースリーグ、選手権と無敗を続ければ、1度も負けなかった年代ということになる。選手権無敗ということは、県代表の座を獲得することになる。

楽しみではあるけれど、観戦できないので、伝説の年代となるのだろうか?