ニラニスタ発・蹴球思案処

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プーマカップ 第3~6節

ジャパン・ユース・プーマ・スーパー・リーグ 第3~6節

 

結果

2月15日(土)11:30 14:00 キックオフ うさぎ島G

韮 崎 1-1 町田ゼルビア

韮 崎 0-2 習志野

2月16日(日)8:45 13:45 キックオフ うさぎ島G・裾野G

韮 崎 4-1 丸 岡

韮 崎 2-1 名古屋グランパス

 

山梨県の新人戦チャンピオンになってからのプーマカップの再開だった。2日間で4試合をこなし、2勝1敗1分となった。どのような目的意識(チームコンセプト)をもって試合に臨み、素晴らしいチームとの試合を通じて、どのような手応えなり感触を得たかが、これからの成長に大きくかかわってくる。

新人戦のタイトルを獲ったものの、過ぎ去ってしまえば大したことはなく、先を見据えれば当然のことであり、まだ何も成し遂げてはいない。全国の強豪校を視野に入れれば、選手もチームもまだまだ進化しなければならないし、ホッとしていることはできない。そう考えると、新人戦もプーマカップも試合結果としてはたまたま勝っただけで、真の実力を兼ね備えているとは言い難い。とはいえ、結果は結果で謙虚に受け止め、自信をちょっとずつけたい。

3月まではしっかりと地に足をつけたトレーニングが必要となる。一見、何のトレーニングなのか分からないときもあるかもしれない。けれど1つ1つのトレーニングに意味がないものはなく、この時期のトレーニングを手を抜かずにやり切った選手は、春以降、夏にかけて頭角を確実に現す。勝利をたぐり寄せる紙一重の差は、日々のトレーニングの取り組む姿勢が現れる時である。何が勝者と敗者を分けるのだろうか。ここ一番で力が発揮できるかできないかは何で決まるのだろうか。緊張感のあるトレーニングと選手の自主性はチームとしても、個人としても必要最小限持ち合わせたい。「勝てる人間」として選手個々が成長できれば、チームという組織はとてつもなく力強いものとなる。そして成長というものは、決して1人では成し遂げられない。利己的にならず、苦しさから逃げずにみんなで良い方向へ導いてもらいたい。そうであれば、昨年の結果の上をいくことが出来るのではないかと思う。