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新人戦2回戦 韮崎-都留

新人戦2回戦 韮崎-都留

 

令和元年度県下高校サッカー新人大会 2回戦

 

結果

1月26日(日)14:00キックオフ 山梨学院G

韮 崎 3-1(1-0) 都 留

 

一方的に攻めながら、ゴールが遠い試合だった。試合を通じてシュートは20本近くあり、CKも10本以上あった。シュートにおいては恐ろしいほど決定率は悪く、CKは敵より先にボールに触れたのは何回あったのかと思いながら、点が入りそうにないCKを見た。

眠たくなるような試合だった。1つ1つのプレーが大雑把で、選手個々は責任感のないプレーを続けた。試合を見ていて、つまらなさと退屈さは韮高の雑なプレーにあると思われる。パスは回っているけれど雑で、無責任なプレーが続き、ペナルティーエリアにはほとんど侵入できなかった。しっかりと相手DFに跳ね返され、単調な攻撃が続くだけだった。

ボールを大切に運び、ゴール前まで持っていくプレーはなく、現に相手に倒されたゴール前でのフリーキックはゼロだった。ファールをしなければならないくらいの怖いプレーは1つもなく、ゴール前での軽すぎるプレーは緊張感のないプレーとなり、よって試合もどっちでもいいような試合になってしまった。

 

ベスト8を懸けた8試合の中で、失点をした高校は韮高だけだった。2試合で2失点。ベスト8進出の高校で最高失点2は韮高で、失点1で北杜が続く。他の高校は失点0である。隙だらけである。

日大明誠には負けない」時代から、「日大明誠にさえ勝てない」時代となり、「日大明誠には勝てない」時代となるのだろうか。

 

ゆるゆるの環境の中では、ゆるゆるのプレーしかできない。今の韮高に怖さは感じられない。むしろ相手チームに自信を与えかねないプレーの連続がある。もし全力でプレーしているならば、危機感を抱かなければならない。もし手を抜いているプレーならば、全力で相手を倒しに行かなければならない。

 

進路を韮高に決めた中学生が試合に見に来るだろう。その目の前で「見に来なければよかった」と思わせる試合だけはしてほしくないと思う。