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プーマカップ 第1・2節

プーマカップ 第1・2節

 

ジャパン・ユース・プーマ・スーパー・リーグ 第1・2節

 

結果

1月19日(日)8:45 11:45 キックオフ 裾野G

韮 崎 1-0(0-0) 北越

韮 崎 0-0 尚 志

 

選手権が終わって1週間、プーマカップがスタートした。韮高はDグループで全12試合を行う。その中で見てみたいなと思っていた高校との対戦が尚志だった。韮高は全国から長い時間をかけて集まってくる高校に対し、恥ずかしくない試合をしてもらいたいと思っている。韮崎の試合を見終わった対戦相手の観戦者が「韮崎もなかなか良いチームだな」と思わせるようなサッカーが出来れば、全国レベルギリギリの底辺に食い下がっていると思ってもいい。日々、全力を尽くすこと、1戦1戦全力を尽くすことで経験と自信を積み上げていくしかない。

 

尚志戦は前日の甲府南戦に比べるとスコアレスだったとは言うものの、良い試合だった。立ち上がりこそ尚志の勢いに押されたけれど、その後はどちらかというと韮高に点が入りそうな展開が続いた。シュートも尚志よりはるかにあった。中途半端さはなくコーナーキックかシュートで終わる攻撃が続き、決定機もあった。どの試合もそうだけれど、決めるときに決めておかないと悔いが残る試合となるし、勝てる試合をものにできない。

後半は尚志もシュートで終わる攻撃が多くなり、クロスバーに当たるシュートがあった。GKのファインセーブに助けられたシュートもあった。韮高も決定機は2回あり、GKとの1対1は点にはつながることはなかった。

 

何が良かったのかと振り返った時、韮高の中盤が良かったと思う。尚志のパスは回っていたものの、前に運ばせない中盤の守備(ポジショニング)が良かった。尚志のサイドが長い距離を走り何回も上下していたけれど、中盤(特にハーフラインを過ぎてから)の激しいプレスとコンパクトな距離でのディフェンスは、尚志の攻撃を思うようにさせることはなかった。尚志のパススピードは韮高と比べて素晴らしかったものの、ボール周辺の雲行きを読みながら、しっかりとした守備ブロックをつくれたことが良かったのではないかと思う。最終ラインではなく、中盤でのラインでボールを奪い、また思うようにパスを出させない守備ブロックができたことが、良い攻撃ができた一因でもある。相手が困るような連動したデイフェンスができるんだなと思った。次も期待できる試合内容だったと思う。そして今年の韮高は強いぞと勘違いしてしまう内容だった。