新人戦1回戦 韮崎-甲府南
令和元年度県下高校サッカー新人大会 1回戦
結果
1月18日(土)12:00キックオフ 日本航空G
韮 崎 5-1(3-1) 甲府南
無難に初戦を勝ち抜いたといえばそれまでで、全体的には物足りなさが残る試合だった。
日大明誠に選手権を譲ってしまったコンプレックスからなのか、日大明誠の幸運にあやかりたいという気持ちの表れなのか、ピンクのサブユニで登場した。あまり韮高の試合を見ていない人ならば、整列したときに濃いグリーンの甲府南を韮高と思い違えてしまうだろう。昨年も何回か着たようだけど、明誠時代の幕開けにピンクカラーは時流に乗っていると考えるべきか、勘違いなのか鈍感なのか理解に苦しむ。歴代の韮高ユニのコレクションとしてはレアではあるものの、ピンクのビブス姿の恐ろしくダサいユニホームである。何年か前の新人戦は、緑のユニホームが着ることができないときがあった。それと同様、ピンクビブスサブユニで決勝まで勝ち進み、そして山梨の頂点に立って欲しいと願う。韮高であって韮高でない、普段出ることのない力が出るかもしれない。
試合は前半8分に先制した。早い時間帯に先制したことは良かったものの、そこから格下相手の戦意を一気になくしてしまうような攻撃はなかった。21分にフリーキックからヘッドで合わせ追加点。やっと入ったといった感じだった。
35分に隙をつかれというより、隙だらけだったので1点を返される。すぐに追加点を奪い3-1で前半を折り返した。
後半はどうしようもない試合。全国選手権大会を見て刺激を受けなかったのか、良い意味でも悪い意味でも余韻を引きずっているプレーは全くなかった。来年はあの舞台に立つと感じられるようなプレーはなく、別の世界の出来事のようになんとなく一生懸命にやっていた。よって相手がゾッとするほどのゴールへ向かう気持ちもプレーもなく、時間が淡々と過ぎていった。後半残り5分から2点を挙げたものの、終わり良ければすべて良しという試合ではなかった。
静岡学園は新人戦初戦を15-0で飾った。山梨学院も16-0、日本航空も9-0のスコアだった。韮高は悲しくも明日につながる試合だったのかもしれない。ただやっているサッカーから早く卒業しないと、差は開く一方である。全力を尽くすことから始めないと、何も始まらない。