ニラニスタ発・蹴球思案処

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新人戦組合せ

新人戦組合せ

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全国高校サッカー選手権大会は準決勝、決勝のみとなった。年始早々、後輩から「やっぱり、韮高が出ていないとつまらない正月ですね」とメッセージがきた。選手権に10年も出場できない歳月が流れているのに、正月の体内時計は韮高の選手権と結びついているらしい。

 

2週間も経たないうちに、新人戦が始まる。いつどんな時でも勝利への飢えであったり、執着心は持っていたいものである。この時期、目先の勝利はそれほどまで重要ではないと思っていたら、その時点で負けである。

新チームになり、揺るぎない目標が設定されている中で、選手個人にも「やりたいこと」があると思う。けれど今必要な思考は、「やりたいこと」ではなく、「やるべきこと」に集中すべきだろう。「やるべきこと」をやって初めて「やりたいこと」ができるのではないだろうか。

また「何をするか」と言うことは、逆を返せば「何をしないか」である。冷静に考えると、日常生活はやらないでもいいことにあふれている。実現すべき目標までの道程には多くの誘惑がある。そんな中で「何をしないか」と言う視点から考えることで、しっかりとした選択ができるのではないかと思う。例えば、社会の仕組みを大きく変えてしまっているスマートフォンなんかは、付き合い方を考えるにはよい機会かもしれない。

そして「やるか」「やらないか」である。今の自分に足りないもの、身に付ける必要があるものを客観的に判断できても、それに取り組むことのできる行動力がなければ、一緒である。自分の強みを最大限に出力させることや、自分のポテンシャルをどうやって引き出すかは、考えているだけでは目に見えてくることはない。アクションを起こすことによってのみ、それは形になって現れる。